- 1夏に痛いほど透過していく
- 2呼吸全部が蜃気楼になっていく
- 3笑えるよ
- 4
- 5人生なんて失笑の連続だ
- 6夕焼けの色や匂いなんてそれぞれなんだから
- 7人と人が分かり合えるなんて滑稽だ
- 8僕の思考も言葉も熱帯夜みたいな邪魔くさい棘だ
- 9打ち上げ花火のように
- 10どっか遠いとこで死んでくるよ
- 11
- 12汗と同じぐらいの距離感で
- 13感じろっていう罪悪感がずっと背中にへばりついている
- 14うるさいな
- 15ちゃんと死ぬからさ
- 16僕の蜃気楼が消えた後は
- 17皆勝手にすればいい
- 18どうせ碌な人生は送れない
- 19
- 20落ちたメガネも捨て
- 21世界を一緒に歩こうよ
- 22死ぬとき死ねばいいよ
- 23どこまでも行けるよ
- 24
- 25夜が脆い幸せになっていく
- 26生きた証が熱に溶けていく
- 27
- 28あのね
- 29
- 30誰も救ってくれなかった
- 31誰も聞いてくれなかった
- 32誰一人見てくれなかった
- 33映画みたいな距離感が本当笑えるよ
- 34嫌いだ
- 35嫌いだ
- 36嫌いだ
- 37嫌いだ
- 38皆嫌いだ
- 39
- 40簡単に手を出すなよ
- 41最後まで助けてくれやしないのに
- 42生きることが正解とかそういう押し付けもういい加減にして
- 43同じ立場で同じ言葉が言えるなら言ってみなよ
- 44寂しい苦しいじゃ終わらない
- 45抱えきれないこの獣
- 46
- 47この熱は誰にも奪われない
- 48この汗は誰にも止められない
- 49やっと気づいたんだ
- 50しょうがないことはしょうがないし
- 51何を悔やんだって変わらない
- 52だって
- 53僕は君の中で飽和している夏なんだから
- 54笑えよ
- 55
- 56何度だってやり直せるよとか
- 57何度だって取り戻せるよとか
- 58そういう言葉もう鬱陶しいよ
- 59どんなに説教したって
- 60結局他人でしかないってこと
- 61知ってるんだよ
- 62人間は立場から逃げられないってこと
- 63それが本当気持ちいいってこと
- 64
- 65抱え込んだ辛かったこと
- 66隠し切った嫌だったこと
- 67今更言うなよって
- 68じゃあ一体いつ言えばよかったんだ
- 69どうすればよかったの
- 70どうしょうもないことばっかりの
- 71人生を肯定するには
- 72どうすればよかったって言ってんだよ
- 73
- 74どうしょうもないよ
- 75どうしょうもないのにね
- 76ずるいよね
- 77同じ痛みを誰にも共有できないなんて
- 78
- 79そうか
- 80君は
- 81大人になっていくんだね
- 82大人になっていたんだね
- 83
- 84夏が希薄して遠くなっていく
- 85君に言いたいことがあるんだ
- 86生きて
- 87
- 88生きて生きて
- 89生きて生きて
- 90生きて生きて
- 91生きて生きて
- 92生きて
- 93そして死ね
That Summer Saturates
Album • 2025 • 1 track