- 1「死んだ変数で繰り返す
- 2数え事が孕んだ熱
- 3どこに送るあてもなく
- 4あわれな独り言を記している
- 5
- 6電撃と見紛うような 恐怖が血管の中に混ざる
- 7微粒子の濃い煙の向こうに 黒い鎖鎌がついてきている
- 8消去しても 消去しても 消去しても 消去しても
- 9消去しても 消去しても 消去しても 消去しても
- 10無くならないの
- 11
- 12とうに潰れていた喉 叫んだ音は既に列を成さないで
- 13安楽椅子の上 腐りきった三日月が笑っている もう
- 14すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで
- 15すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで
- 16なにかが来ている
- 17
- 18大声で泣いた後 救いの旗に火を放つ人々と
- 19コレクションにキスをして 甘んじて棺桶に籠る骸骨が また
- 20どうかしてる どうかしてる どうかしてる どうかしてる
- 21どうかしてる どうかしてる どうかしてる どうかしてる
- 22そう囁いた
- 23
- 24未来永劫 誰もが 救われる理想郷があったなら
- 25そう口を揃えた大人たちが 乗りこんだ舟は爆ぜた
- 26黒い星が 黒い星が 黒い星が 黒い星が
- 27黒い星が 黒い星が 黒い星が 黒い星が
- 28彼らを見ている
- 29
- 30哭いた閃光が目に刺さる
- 31お別れの鐘が鳴る
- 32神が成した歴史の
- 33結ぶ答えは砂の味がする
- 34
- 35死んだ変数で繰り返す
- 36数え事が孕んだ熱
- 37誰かの澄んだ瞳の
- 38色をした星に問いかけている
- 39
- 40拾いきれなくなる悲しみは やがて流れ落ち塩になる祈り
- 41苦しみ 同情 憐れみにさえ じきに値がつく 今
- 42背を向けても 背を向けても 背を向けても 背を向けても
- 43背を向けても 背を向けても 背を向けても 背を向けても
- 44鮮明に聞こえる悲鳴が
- 45
- 46幸福を手放す事こそ 美学であると諭す魚が
- 47自意識の海を泳ぐ 垂れ流した血の匂いが立ちこめる
- 48黒い星が 黒い星が 黒い星が 黒い星が
- 49黒い星が 黒い星が 黒い星が 黒い星が
- 50私を見ている
- 51
- 52嗚呼
- 53
- 54死んだ変数で繰り返す
- 55数え事が孕んだ熱
- 56どこに送るあても無く
- 57あわれな独り言を記している
- 58
- 59泣いた細胞が海に戻る
- 60世迷言がへばりつく
- 61燕が描いた軌跡を
- 62なぞるように灰色の雲が来ている
- 63
- 64編んだ名誉で明日を乞う
- 65希望で手が汚れてる
- 66あなたの澄んだ瞳の
- 67色をした星に問いかけている
- 68
- 69手を取り合い 愛し合えたら ついに叶わなかった夢を殺す
- 70思考の成れ果て その中枢には熱異常が起こっている
- 71現実じゃない こんなの 現実じゃない こんなの
- 72現実じゃない こんなの 現実じゃない こんなの
- 73耐えられないの
- 74
- 75とうに潰れていた喉 叫んだ音は既に列を成さないで
- 76安楽椅子の上 腐りきった三日月が笑っている もう
- 77すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで
- 78すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで すぐそこまで
- 79なにかが来ている」
熱異常 feat.足立レイ
Single • 2022 • 1 track